春先からアサギマダラの到来を期待して、正門のところにプランターを用意し、フジバカマを育ててきました。夏休み中の猛暑の時期には、プランターごと家に持ち帰り、世話を続けてきた結果、10月の中頃にはしっかりと花を咲かせてくれました。子どもたちの中にも、アサギマダラの飛来を心待ちにしていた子がいましたが、残念ながら、今年はその姿を見ることができませんでした。町内で毎年たくさんのアサギマダラが飛来する知り合いの方に情報を教えていただいたのですが、今年は飛来する蝶の数が少ないということでした。猛暑の影響が大きかったのかもしれません。
子どもたちと感動を分かち合おうと計画して進めてきましたが、今回は、失敗に終わりました。来年こそは、内子小にアサギマダラがやってくるように、へこたれず、再挑戦しようと思います。昨年度、勤務校で撮影したアサギマダラの写真を掲載させていただきます。
始業式では、次のことを話しました。
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長い夏休みが終わり、2学期がスタートしました。もう少し夏休みがほしいと感じている人、学校が始まってうれしいと感じている人、いろいろだと思いますが、みなさんはどちらですか。夏休み中には、町内水泳大会や相撲大会、鼓笛演奏、笹踊りがありました。みんな大活躍でした。また、パリオリンピックや高校野球も熱戦が続き、盛り上がりました。スポーツを通してたくさんのエネルギーをもらうことができました。そして8月25日には、PTA奉仕作業がありました。校庭の樹木を切っていただいたり、草刈りや溝掃除などをしてもらったりして、ずいぶんきれいになりました。とてもありがたいことです。また、地域の方のご厚意で、アルミ缶置き場にアルミ缶回収を呼びかける立て看板を作って設置していただきました。そして、児童玄関前は、今まで路面がでこぼこになっていたので、夏休み中に、新しく舗装していただきました。とてもきれいになっているのに気が付きましたか。みなさんが、気持ちよく学校生活を送ることができるようたくさんの方が陰で努力していただいていることに感謝し、忘れないようにしましょう。
これから2学期にがんばってほしいことを二つ話します。
1 あいさつをしっかりする。
私は内子小学校をあいさつのしっかりできる学校にしたいと思っています。気持ちのよいあいさつのポイントを二つ挙げます。〇 相手の目を見てあいさつする。〇 自分から先にあいさつをする。日本には、昔から目上の人(年上の人)を大切にするという文化があります。あいさつもみなさん(子供)から私たち大人にするのが基本です。あいさつのしっかりできる内子小を目指してみんなでがんばりましょう。
2 人とのかかわりを大切にする。
ともだちのよいところを見つける。困っている人がいたら助ける。普段あまり遊ばない人とも遊んでみる。地域の人と触れ合い、たくさんのことを教えてもらう。学校は、勉強をがんばるところですが、たくさんの人とのかかわりの中で人としての生き方を学ぶところでもあります。お手本となる先生、学校の友達、みんなを支えてくれているいろいろな人たちと積極的にかかわって、こんなときにはどうすればいいのかとか、こんな考え方もあるんだというような学びができるといいですね。
さて、まだまだ暑い日が続いていますが、こよみの上ではもう秋です。勉強の秋、読書の秋、スポーツの秋、芸術の秋・・・いろいろなことにチャレンジして、自分自身を高めてください。秋にちなんで、秋の七草について紹介します。秋の七草には、次の7つの植物があります。ハギ・キキョウ、クズ・フジバカマ、オミナエシ、オバナ(ススキ)、ナデシコ 、このうち、フジバカマは、正門、プール横に鉢植えで6つ、体育館横の花壇に植えています。1学期に作業を手伝ってくれたお友達もいますね。10月の中頃から終わりころにかけて、うまくいけばアサギマダラというきれいな蝶が来るでしょう。楽しみにしていてください。
2学期も楽しいことがたくさん待っています。毎日、元気に学校に来てくださいね。ひとつ言い忘れていました。2学期も校長先生とたくさんじゃんけんをしましょうね。2学期は、校長先生とのじゃんけんでは、負けた人が勝ちというルールにします。題して「負けるが勝ちよ」です。みなさんの挑戦を待っています。
<ここまで>
2学期も職員一同、子供たちの健やかな成長のために、精一杯努力してまいります。ご理解とご協力をお願い申し上げます。地域の方が作っていただいたアルミ缶回収の立て看板がこちらです。すてきな看板が届きました。ありがとうございました。地域の皆様、今後も内子小学校のアルミ缶回収にご協力をお願いいたします。
水泳大会が無事に終わりました。優秀な成績を収めた子供たちの賞状を書いています。水泳大会の賞状とは別に、県の標準記録通過者に記録賞がありますので、今日は、記録賞を書かせてもらいました。一人一人の顔を思い浮かべながら、心を込めて筆で書いていきます。名前によって書きやすい字、バランスの取りにくい字があり、簡単ではありませんが、こうして賞状を書かせてもらえることに喜びを感じています。また、一人一人の名前に込められたご家族のみなさんの気持ちを考えるのが楽しみの一つでもあります。そうやって作業を進めていくと、一人一人大切にしなければという思いが強くなります。決して自慢できるような字ではありませんが、気持ちは精一杯込めています。これから、陸上や読書感想文、こども美術展など様々な分野で子供たちが活躍し、賞状をもらうことでしょう。そのたびに、子供たちのがんばりをかみしめながら、丁寧に名前を書いていこうと思います。
1学期の終業式を迎えました。この1学期、たくさんの行事や出来事がありました。4月は、入学式、全国・学力学習状況調査、5月は、遠足、運動会、6月は、6年生の修学旅行、1年生を迎える会、プールの授業、7月は、23日に予定されている水泳大会の壮行会がありました。
学習の中では、基本となる国語や算数の学習はもちろんですが、生活科や総合的な学習の時間に、内子座の見学、浄水場の見学、さつまいもの苗植え、野菜や花の成長を調べる活動、トップマン先生やジェニファー先生との交流、たくさんの人とかかわる学習もありました。
1年生にとっては、初めての小学校生活でしたね。また、6年生にとっては、小学校最後の1学期が終わりました。この1学期を振り返ってみて、成長したこと、まだまだ直さないといけないこと、それぞれだと思いますが、私たちは、日々成長しています。よりよい自分を目指してこれからも頑張っていきましょう。この1学期間、みんな本当によくがんばりました。校長先生からみんなに花丸をあげたいと思います。
さて、これから長い夏休みに入ります。今年の夏休みは、全部で42日間あります。校長先生が小学生だった時の夏休みのことを紹介します。先生は、毎日のように、カブトムシやクワガタを取りに山に登っていました。昼間は、1km先にある小学校のプールに泳ぎに行っていました。夜には、念仏の太鼓練習にも参加していました。愛護班活動で家族と一緒に海水浴に出かけたこともありました。みなさんも、自分で立てた計画にそって、思い出に残る充実した夏休みにしてください。
この夏は、オリンピック、パラリンピックが開催されます。高校野球もあり、テレビに釘付けになりそうですが、テレビ観戦も時間を決めて、するようにしましょう。
私の場合は、朝や夕方の涼しい時間帯に運動すること、テレビを見ない時間には、読書をすることを目標にしています。暴飲暴食(食べ過ぎ・飲み過ぎ)にも注意したいと思っています。
8月に入ると内子の夏のイベントもありますね。高学年の人は、立派な笹飾りを作ってくれてありがとうございました。トランペット鼓隊の演奏、笹踊り、子供相撲大会もありますね。参加する人は、たくさんの人の応援を力に変えて、頑張ってください。そして何より楽しんで、よい思い出を作りましょう。
以上で、終わります。元気に過ごしてください!
職員で、子供のほめ方・叱り方について研修をしました。若手からベテランまで再確認の意味で行いました。内容は次の通りです。ご家庭でも共通する部分があるかもしれませんので、自分に置き換えて読んでみてください。
子供のほめ方・叱り方
1 ほめ方
<ほめ方の3つのポイント>
① 何がよかったか具体的にほめる。
② 結果だけでなく、その過程もほめる。
③ ほめることによって子供を動かそうとするのではなく、感動を伝える。
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<ほめる時はこんな時>
◇ 「きまりやルール」が守れた時
◇ 「挨拶や返事」ができた時
◇ 「話を聞く」ことができた時
◇ 「言葉の遣い方」に気をつけることができた時
◇ 「思いやり」が見られた時
◇ 「助け合い」ができた時
◇ 「感謝」している様子が見られた時
<どちらのほめ方がいいでしょう>
宿題を忘れがちな子供が、今日は宿題を提出してきました。
A 「いつも忘れているのに、今日はやってきたんだね。」
B 「宿題をやってきたんだね。がんばったね。」
※ ほめられて嫌な気持ちになったり、教師を嫌いになったりする子供はいません。子供は些細なことでも褒められれば「この先生はちゃんと見てくれている」と感じます。それが信頼関係につながっていきます。
2 叱り方
<叱り方の3つのポイント>
① 人間性を否定しないように具体的に叱る。
② 一貫性をもって叱る。
③ 成長をうながすために叱る。
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<叱る時はこんな時>
◇ 「きまりやルール」を守れなかった時
◇ 気持ちのよい「挨拶や返事」ができなかった時
◇ 「話を聞く」ことができなかった時
◇ 「言葉の遣い方」に気をつけられなかった時
◇ 「思いやり」の気持ちを忘れて、人を嫌な気持ちにさせた時
◇ 「助け合い」ができなかった時
◇ 「感謝」の気持ちを忘れている時
<どちらの叱り方が良いでしょう>
校外学習で集合時刻に遅れてきた児童が数人いました。
A 「何をしてたんだ。理由を説明しなさい。みんなは、君たちをずっと待ってくれていたんだぞ。みんなにあやまりなさい。」
B 「何か困ったことがあったの。次からは集合時刻を守りなさい!」
※ いけないことはいけないと毅然とした態度で叱る。短く叱るのがコツです。どうして叱られたのか納得していない場合には、後で時間をとって指導するようにします。
※ 子供は、教師の背中を見ています。いけないことはいけないと叱ってくれる教師を望んでいます。そんな頼りになる教師になりましょう。
※ 叱ることとほめることは、セットで考えましょう。叱られた子供に対して、次はほめる材料を見つけてほめる(フォローする)ことが、指導の効果を生み、信頼関係構築につながります。
<こんな叱り方はやめましょう>
● 暴力や過度な責め立て
手をあげることはもちろんですが、言葉による暴力も許されません。
● 過去を引き合いに出す。
「またこんなことして!」「これ何回目!」
● みんなの前で恥をかかせる。
今日は、4年雪組の子どもたちが校長室にやってきました。目的は、国語の「聞き取りメモ」の学習で、わたしの話を聞くことになったのです。そこで、次の二つのことを話しました。みんな上手にメモはとれたでしょうか。
<ここから>
校長先生が小学校4年生頃のお話をします。当時、はまっていたことが二つあります。
一つ目は、魚釣りです。近くの川で、ハヤ、フナ、ドンコなどを釣って楽しんでいました。餌は、ミミズ、青虫、蜂の子を主に使いました。針に糸を巻く方法も本で読んで練習したので上手になりました。
二つ目は、竹細工です。家の裏が山だったので、のこぎりで竹を切ってきて、いろいろな遊び道具を作りました。竹馬、数珠でっぽう、弓矢、竹とんぼなどです。竹とんぼは、砥石で羽をといで薄くし、よく飛ぶ竹とんぼができました。
校長先生が子どもの頃は、今のようなゲーム機はなかったので、自然が遊び相手でした。それでも毎日が楽しくて充実していました。以上で校長先生のお話を終わります。
<ここまで>
この4月からお世話になります校長の中本です。どうぞよろしくお願いします。
今回は、始業式に子供たちに話した内容を紹介させていただきます。
<ここから>
始業式にあたり、みなさんにお願いしたいことを3つお話します。
1 人とのかかわりを大切にしてほしい。
今年度の内子小は、子供が277人、先生たち大人が43人、時には、地域の方と一緒に学習することもあると思います。お勉強や行事などを通して、いろいろな人とかかわって、そこからたくさんのことを学んでください。先日、児童クラブをのぞいたときに、ある男の子が一枚の折り紙から、キングギドラ(怪獣)を作っていました。見事なできばえで、校長先生でさえ、びっくりさせられる一瞬でした。これは、一例ですが、みんな一人一人いいところがあって、まわりの人を元気にしたり、お手本になったりすることもあるでしょう。せっかく一緒に生活している仲間がこんなにたくさんいるのだから、それぞれのよさを見つけ合って、すてきなかかわりと思い出を作っていきましょう。
2 あいさつ・返事・お礼・おわびの言葉がきちんと言える子になってほしい。
入学式で新1年生にも話すことですが、あいさつがしっかりできる、返事がしっかりできる、お礼がきちんと言える、ごめんなさいがきちんと言える、これらは、これから大人になってもずーっと必要な基本中の基本です。中には、大きな声を出すのが苦手な人もいるかもしれませんが、おじぎをするとか、手を振るとか、その時々の自分の気持ちをしっかり表現できる人になってください。
3 命を大切にしてほしい。
校長先生は、今58歳ですが、これまで命を落としそうになったことが何度もあります。長生きするのは、簡単なことではありません。みなさんは、一人一人、おうちの人にとっても、この学校にとっても、内子町にとっても、この世の中になくてはならない大切な存在です。ですから日頃から病気やけがをしないように、そして、交通事故や水の事故、火事などで命を落とさないように気を付けてください。
今日の話をまとめると、1 かかわり 2 あいさつ 3 命 となります。今日お話した、この3つの言葉を頭に置いて、明日からも、元気で楽しい学校生活を送りましょう。
<ここまで>